国家公務員の年金運用などを手がける国家公務員共済組合連合会は運用担当責任者(CIO)に飯野厚子氏が就任したと発表した。前任で初代を務めた小西昭博氏は任期途中で退任した。

飯野氏は1日付で就任した。2025年12月末時点で約12兆円の運用資産残高を持つ同連合会の運用のかじ取りを担う。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や地方公務員共済組合連合会など公的年金運用の主要4団体で初めての女性CIOとなる。

日本興業銀行(現みずほ銀行)や国民年金基金連合会を経て、24年4月から同連合会に在籍している。未公開株などオルタナティブ(代替)投資や、環境や社会問題などの解決を目指すサステナブルファイナンスの推進に従事してきた。

同連合会が運用する厚生年金積立金は、GPIFなどと共同の指針の下、共通の資産構成割合の目標を定めている。

同連合会は24年8月に政府が定めた機関投資家の共通原則「アセットオーナー・プリンシプル」の受け入れを表明した。受益者の利益を追求する観点から資産運用経験者らが担うCIO職を25年4月に設けた。

初代を務めた小西氏の任期は27年3月末までの2年間だった。分散投資を進めるため未公開株投資の検討を始めるなど運用力向上に努めた。小西氏はブルームバーグの取材に対し、日本政策投資銀行に移籍したと述べた。

--取材協力:鈴木英樹.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.