中国の王毅外相がアメリカのルビオ国務長官と電話会談し、5月に北京で開かれた米中首脳会談の合意事項を着実に実行していく方針を確認しました。
中国外務省によりますと、王毅外相とルビオ国務長官の電話会談は30日に行われました。
会談で王毅外相は、5月の米中首脳会談で両首脳が「『建設的・戦略的で安定した関係』の構築など一連の重要な合意に達した」と述べたうえで、「この正しい方向に沿って進んでいくべきである」と合意を実行に移す必要があるとの考えを示しました。
2人は首脳会談の合意を実行し、意思疎通を続ける方針を確認したということです。
6月、アメリカ国防総省は中国のアリババグループなどを中国軍と関係のある「軍事企業」のリストに追加。中国商務省もアメリカの企業10社を輸出規制対象に指定する対抗措置をとるなど米中の対立が再燃していました。
中国としては、こうしたアメリカの動きをけん制する狙いもあるものとみられます。
また、王毅外相は「台湾問題は小さな動きが全体に影響を及ぼすものであり、アメリカ側が最大限の慎重さをもって対処することを望む」と台湾問題に介入しないよう改めて求めました。
今年9月には習近平国家主席がアメリカを訪問する予定で、米中首脳会談についても調整を進めているものとみられます。
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