(ブルームバーグ):サッカーの世界最高峰の大会である国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)への出場すらまれだったカナダが、今大会では前例のない快進撃を続けている。同国の航空会社にとっては、収益拡大の好機となっている。
プライベートエクイティー投資会社オネックスとデルタ航空などが出資するウエストジェット・エアラインズは、カナダ代表が28日に歴史的勝利を収めたことを受け、ヒューストン便の座席数を増やす。
W杯決勝トーナメント1回戦でカナダは南アフリカに1-0で勝利し、初めてベスト16に進出した。7月4日にヒューストンで、オランダ対モロッコの勝者と対戦する。需要は旺盛なようで、試合前日に出発するバンクーバー発ヒューストン行き直行便の最低運賃は、旅行予約サイトのエクスペディアでは29日午後時点で約2200カナダドル(約25万円)だった。
カナダ2位の航空会社であるウエストジェットは、試合前後の数日間にカルガリーとヒューストンを結ぶ8便で大型機を投入し、1便当たり最大42人分の追加座席を提供する。「より多くのカナダ人が大勢で駆け付け、国際舞台で戦う代表チームを応援しやすくするためだ」と、広報担当のジュリア・カイザー氏は電子メールで配布した声明で説明した。
エア・カナダは7月3日のトロント-ヒューストン便を大型化したほか、追加の輸送能力を確保できるかどうかを検討中。同社広報は「ただ、夏の旅行シーズンの最盛期で、保有機材はすべて運航に投入されている」と電子メールで説明した。

トランプ米大統領が昨年ホワイトハウスに返り咲いて以来、カナダから米国への渡航は大幅に減少している。それでも、ロサンゼルスで行われた南アフリカ戦には多くのカナダ代表サポーターが詰め掛けた。試合後半追加タイムに、MFのエウスタキオ選手が強烈なシュートをゴール下隅へ決めると、大きな歓声が上がった。
カナダは今年まで、W杯で1勝も挙げたことがなかった。
原題:Canada Airlines Boost Texas Flights After Stunning World Cup Win(抜粋)
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