(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏は、ソーシャルメディア「X」(旧ツイッター)のデジタル決済サービス「Xマネー」について、プレミアム会員の一部にアクセスを拡大している。Xを「スーパーアプリ」にする構想の一環だ。
Xは25日、Xに組み込まれた銀行機能を米国のより多くのユーザーに提供し始めた。現在Xマネーを率いるドゥルーヴ・バトゥラ氏が投稿で明らかにした。
バトゥラ氏は、Xが「本格展開に先立ち、フィードバックを集め、問題点を解消する」と記した。同氏は2023年にXに入社する前、テスラで10年余り勤務していた。
今回の提供開始は、親会社スペースXが今月初めに上場した直後となった。マスク氏はスペースXの将来の中核にAIを据えており、宇宙データセンターなど、まだ実現していない自社の大規模構想についても語ってきた。
Xマネーもマスク氏が長年温めてきた構想の一つで、いわゆるスーパーアプリの構築には決済機能が不可欠だと常に考えてきた。マスク氏がシリコンバレーで最初に名を上げたのは、オンライン決済サービス大手の米ペイパル・ホールディングスの共同創業者としてだった。
最終的には、Xマネーを使って個人間や企業向けの送金ができ、銀行のように口座に資金を保管できるようになると見込まれている。
2月には、従業員に対し「やろうと思えば、Xアプリ上で生活を完結できるようにしたい」と述べた。
同氏の投稿によると、Xマネーは4月に早期公開アクセスを開始する予定だった。一部の初期ユーザーは年初に試験利用しており、対象の買い物で3%のキャッシュバック、現金貯蓄に6%の金利が付くといった特典をアピールしていたと、ブルームバーグは報じていた。
原題:Musk Starts Expanding X Payments to More Users After Delay(抜粋)
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