みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は26日の定時株主総会で、自社の株価純資産倍率(PBR)について、2倍程度を目標に引き上げていきたいと説明した。みずほFGはPBRで3メガバンクグループのトップだが、目線を一段と上げて利益成長を図る。

3メガバンクは過去最高益を続けている。低金利下で進めてきた事業の高度化や効率化に加え、日本銀行の利上げも追い風となっている。ただ、欧米の主要銀行と比べると収益力や株価評価にはなお差があり、成長投資と株主還元のバランスをどう取るかが注目されている。

木原氏はPBRについて、欧米のトップ銀行が2倍程度だとした上で、その水準に「ぜひ持っていきたい」と強調した。足元のPBRは1.66倍だ。みずほFGは今期(2027年3月期)の連結純利益予想を1兆3000億円としており、実現すれば3期連続での最高益更新となる。

ほかの2メガバンクのPBRは現在、三菱UFJフィナンシャル・グループが1.64倍、三井住友フィナンシャルグループが1.53倍で、僅差だがみずほFGが上回っている。

今回の株主総会では、株主から好業績を配当に反映させてほしいとの質問や意見が出た。木原氏は「配当性向は他メガバンク対比で低くなっていることは十分認識している」と認めた上で、「PBR向上には自社株買いも必要だ。配当と自社株買いのバランスをしっかり考える。宿題とさせてほしい」と答えた。

みずほFGの広報担当者によると、株主総会は同日午前10時に始まり1時間50分で閉会した。会社側が提出した取締役選任の1議案を可決した。会場出席は368人で、17人が質問に立った。

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