G7の5か国訪問を終えた岸田総理は、訪問先のアメリカ・ワシントンで会見しました。
今年はG7議長国として5月に広島でサミットを主催しますが、5か国首脳との間では、"ロシアによるウクライナ侵攻はヨーロッパだけではなく、国際社会全体へのルール・原則そのものへの挑戦"としたうえで、広島サミットでは「法の支配に基づく国際秩序を堅持していくとの強い意思を示すべきだとの認識で一致した」「厳しい対ロ制裁と強力なウクライナ支援を継続・強化していくことを確認した」などと語りました。
そのうえで、各国リーダーが広島に集結することは、「単なるG7サミットにとどまらない意味を持つ。広島・長崎に原爆が投下されてから77年間核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすることは許されない」「被爆地広島からこうしたメッセージを重みをもって世界に発信したい」などと決意を語りました。
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