日本銀行による直近の利上げを受け、円建てマネー・マーケット・ファンド(MMF)には新たな成長機会が生まれている。S&Pグローバル・レーティングUKのディレクター、アンドリュー・パラントワーヌ氏がこうした見方を示した。

同氏は米ニュージャージー州ジャージーシティーで開かれたシンポジウムのパネル討論で、「日本は新たなフロンティアだ。最も長くマイナス金利を維持してきた国の1つだったが、現在の金利水準は約30年ぶりの高水準となっている」と述べた。

シンポジウムを主催したクレーン・データによると、日本のMMF市場の運用資産残高は約1008億ドル(約16兆3000億円)で、世界全体の運用資産残高(AUM)に占める割合は約0.7%。

パラントワーヌ氏は、日本には豊富な個人金融資産があり、「預金への偏重が大きい」と指摘。「MMFが1%程度の利回りを提供できれば、資金はゆっくり」とMMF業界へ流入し始めるとの見方を示した。

原題:Japan ‘New Frontier’ for Money-Market Funds: S&P’S Paranthoiene (抜粋)

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