ミャンマーで拘束が続いている民主派指導者のアウン・サン・スー・チー氏が今月で81歳になりました。安否を懸念する声が強まるなか、スー・チー氏の息子がJNNのインタビューに応じ、「生きているのかさえ分からない」と切実な心境を明かしました。
イギリスに暮らすスー・チー氏の次男、キム・エアリス氏。先週、81歳の誕生日を迎えた母への思いをJNNに語りました。
スー・チー氏の次男 キム・エアリス氏
「素直に母への愛を伝えたい。みんなが母のことを思い、元気でいてくれることを願っていると」
5年前の軍事クーデター後に拘束・収監されたスー・チー氏は、今年4月に発足した親軍政権によって、指定住居での軟禁措置に移されました。
親軍政権は人道的な配慮だとしていますが、詳しい所在はいまだに分かっておらず、外部との面会も許可されていません。
スー・チー氏の次男 キム・エアリス氏
「耳にするのは、母の健康状態が悪化していること、心臓の病気が悪化しているということだけです。今この瞬間も、母が生きているのかさえ分からないのです」
かつて京都大学の研究員を務めていたスー・チー氏とともに、幼少期を日本で過ごしたこともあるエアリス氏。思い出のある日本へ、伝えたいメッセージがあります。
スー・チー氏の次男 キム・エアリス氏
「母は日本の文化が好きでした。日本の人々は、きっと母に親しみを持ってくれているでしょうし、それは母も同じだと思います。日本には、母の解放のためにあらゆる手段を尽くしてほしい。言葉だけでは不十分で、行動が求められています」
ミャンマーでは今も軍への武装抵抗が続き、内戦が長期化していますが、エアリス氏は「平和と民主主義の回復を母も願っているはずだ」として、「ミャンマーの人々は希望を捨てないでほしい」と訴えています。
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