G7・5か国を歴訪中の岸田総理は先ほど、アメリカのバイデン大統領と首脳会談を行いました。同行している政治部・室井記者の中継です。

会談で岸田総理は反撃能力を含む日本の防衛力強化の方針をバイデン大統領に直接説明し、強い支持を得ました。

岸田総理
「昨年末、我が国は新しい国家安全保障戦略を策定いたしました。このことは日米同盟の抑止力、対処力を強めることにも繋がっていきます」

アメリカ バイデン大統領
「日米はかつてないほど緊密になっている。アメリカは日米同盟に関する責務を完全に果たす」

岸田総理は会談で日本の防衛費を増額し防衛力を強化させる方針を説明し、バイデン大統領は「歴史的で日米同盟を現代化するもの」などと歓迎しました。

両首脳は力による現状変更を続ける中国やロシアの行動に反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認しました。

先ほど岸田総理は記者団の声かけに応じ「日米同盟について一層連携を強く確認することができたという手応えを感じた」と話しました。

会談後、両首脳は「日本の反撃能力の開発と効果的な運用について協力を強化する」などとする共同声明を発表しました。