(ブルームバーグ):18日の米株式市場では、イーロン・マスク氏率いるスペースXの株価が続落。前日に約5%下げて取引を終えたのに続き、この日は一時10%安まで売られた。過去最大規模の新規株式公開(IPO)を果たした企業であっても、大型上場銘柄に特有の乱高下を免れないことを示している。
それでも、IPO価格の135ドルを約30%上回る水準で、上場後初の1週間を終える公算が大きい。
スペースX株を保有する投資会社ファウンダー・ファンズのパートナー兼ポートフォリオマネジャーマイケル・モナハン氏によると、投資家は将来の売上高成長への期待と、その実現に向けた道筋の不透明さを見極めようとしており、株価のボラティリティーは今後も続く公算が大きい。
「2030年に売上高が2000億ドル(約32兆円)に達すると見込んでいたため、この株の保有に自信を持てた。しかし、その売上高を実現するには、文字通りにも比喩的にもロケットが必要だ」と同氏は語った。
ヴァンダ・リサーチのデータによると、取引開始後の数日間にスペースX株を買い越していた個人投資家は、17日に買いの勢いが鈍った。資金フローはほぼ終日横ばいで推移し、大引け時点の純買越額は230万ドルにとどまった。こうした投資家心理は18日も続いたようだ。

一方、アレテ・リサーチのアンドルー・ビール氏は18日、スペースX株の調査を新たに開始し、投資判断を「買い」、目標株価を401ドルとした。現在の株価水準から2倍超の上昇余地を見込む。同氏は「スペースXのファンダメンタルズと長期的な成長余地は、今後も投資家を引きつけるだろう」と述べた。
もっとも同氏は、2030年までに同社の売上高が2000億ドルを超えると予想する一方、その実現への道のりは平坦ではないと警鐘を鳴らす。「宇宙事業は容易ではなく、打ち上げ時の異常や技術的な課題、環境面の懸念などによって計画に遅れが生じる可能性がある。このため、あらゆる予測は慎重に受け止めるべきだ」と付け加えた。
原題:SpaceX Extends Two-Day Drop a Week After Largest-Ever IPO (3)(抜粋)
--取材協力:Subrat Patnaik、Bernard Goyder.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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