米大リーグ(MLB)の経営評議会は、サンディエゴ・パドレスを投資会社クレアレイク・キャピタル・グループの共同創業者ホセ・E・フェリシアーノ氏と妻のクワンザ・ジョーンズ氏に39億ドル(約6150億円)で売却する案を承認した。事情に詳しい関係者が明らかにした。売却額はMLB球団として過去最高となる。

フェリシアーノ氏とジョーンズ氏は4月の入札で、ダン・フリードキン氏や、米プロバスケットボールNBAゴールデンステート・ウォリアーズのオーナーであるジョー・レイコブ氏らを抑えて落札していた。入札では35億ドルを上回る提示額が複数あった。

メッツ、エンゼルス、ガーディアンズ、ジャイアンツなど計8球団のオーナーで構成されるMLBの経営評議会は、球団の売買や買収案件を承認した後、MLB全体のオーナー会議に付議する。今回の案は年内に、残るMLBオーナーによる採決にかけられる。

MLBはコメントを控えた。

2012年からパドレスを保有してきたサイドラー家は昨年11月、売却を発表。投資銀行BDT & MSDパートナーズを起用し、売却手続きを担わせた。ピーター・サイドラー氏の死去後、その妻シール・サイドラー氏が球団支配権を巡り親族と争う可能性が取り沙汰されたことから、一族は売却を決めた。

それまでのMLB球団売却の最高額は、ヘッジファンド業界の著名投資家スティーブ・コーエン氏が20年にニューヨーク・メッツの買収で支払った24億ドルだった。パドレスはメッツより市場規模は小さいものの、近年は継続的にプレーオフへ進出しており、リーグでも有数の観客動員数を記録している。

06年設立のクレアレイクは、プライベートエクイティーやスペシャル・シチュエーション、クレジット投資で1850億ドル超の運用資産を抱える。サッカーのイングランド・プレミアリーグのチェルシーFCの過半数株式も保有している。

原題:Record $3.9 Billion Padres Sale Gets Initial MLB Approval (1)(抜粋)

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