(ブルームバーグ):米カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は4日、連邦準備制度の物価安定目標を達成するには、一段と高い政策金利が必要との認識を示した。インフレが引き続き最大の懸念事項だとあらためて強調した。
シュミッド総裁はオマハでの講演のテキストで、「需要と投資の力強さを踏まえると、現在の金融政策スタンスは景気抑制的だとは思わない」と指摘。「このため、インフレ率を連邦準備制度の2%目標まで引き下げるには、一段と引き締め的な政策が必要だと考えている」と語った。

米金融当局者の間では、5年余りにわたり当局目標を上回って推移するインフレを抑制するため、どの程度の対応が必要か見解が分かれている。イランでの戦争やAIへの大規模投資を背景に米物価上昇圧力は高まっている。
先週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、5会合連続で政策金利を据え置くことを決めた。
ただ、利上げを先送りすれば、将来的に一段と大幅な引き締めが必要になる可能性があるとして、地区連銀総裁3人が0.25ポイントの利上げを支持して反対票を投じた。
今年のFOMCで投票権を持たないシュミッド総裁は、供給ショックに起因するインフレ圧力が一時的なものにとどまるとみることに警鐘を鳴らすとともに、需要も強い状況が重なれば、インフレ率の大幅な上昇につながる公算が大きいと述べた。
シュミッド総裁は「インフレの急上昇を一過性と想定することには違和感がある」と指摘。「インフレ率の急上昇がどの程度持続するかは、最終的には連邦準備制度がどのように対応するかや、どのような対応を市場が予想するかに大きく左右される」と語った。
フィラデルフィア連銀のポールソン総裁は4日これに先立ち、今後の政策金利の道筋について、インフレ動向を踏まえながら「オープンな姿勢を維持している」と話していた。
原題:Fed’s Schmid Says Tighter Policy Needed to Reduce Inflation(抜粋)
(総裁発言の詳細や背景を4段落目以降に追加して更新します)
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