オマーン沖で墜落した米陸軍の「AH-64アパッチ」攻撃ヘリコプターの乗員2人の救助に、水上無人艇が活用された。米中央軍によると、無人システムがこうした救難活動に投入されたのは初めて。

救助に使用された全長24フィート(約7.3メートル)の自律型水上艇「Corsair」は、米サロニック・テクノロジーズが製造した。運用を担ったのは米第5艦隊の第59任務部隊で、水上・水中ドローンや自爆型ドローンを運用する部隊として知られる。

米中央軍のホーキンス報道官は声明で、Corsairが「昨夜の救助活動を支援した」と説明した。同艇は墜落したアパッチの乗員2人を収容し、海上の別の地点まで搬送。その後、救難ヘリコプターが2人をつり上げて救助したという。

トランプ米大統領は9日、米軍のヘリコプターがオマーン沖で撃墜されたのはイランによるものだとして、米国は対応しなければならないと述べた。

サロニックによると、船舶型のCorsairは1000ポンド(約454キログラム)の貨物を積載し、約1000海里(約1850キロメートル)航行できる。

第59任務部隊は、「無人システムと人工知能(AI)を海上作戦に迅速に統合することを目的」として、米海軍第5艦隊が2021年9月に創設した。「同部隊は3月下旬にこれらの無人艇の実戦配備を開始した」とホーキンス報道官は述べた。

無人システムはこれまで攻撃能力ばかりに注目が集まってきたが、今回の救助活動は人命救助にも有効であることを示した。

昨年12月には、当時のフェラン海軍長官がXへの投稿で、サロニックがCorsairを試作段階から実用化までわずか1年で進めたことを評価した。

原題:Surface Naval Drone Rescued Downed US Apache Crew, Pentagon Says(抜粋)

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