(ブルームバーグ):来週の円相場は対ドルで160円を再度トライする展開になる。原油価格の高止まりやAIの設備投資需要などを背景に米国の追加利上げ観測が高まっており、ドル買いの勢いが続く見込みだ。
◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の龍翔太為替ストラテジスト
- ドル・円は7月末の介入前高値(163円99銭)と介入後安値(152円89銭)の半値戻し(158円44銭)を明確に超え、「半値戻しは前値戻し」の格言通り、短期的なドルのモメンタムは強い
- 投機筋の円ポジションがネットロングに転じ、主要先進国が介入を行う大義名分に欠ける上、今は円安というより米利上げ観測によるドル高の側面が強く、介入のハードルは上がっている
- 介入がなければ160円は時間の問題。160円を大きく超えれば介入の可能性が高まり、160円前後が落ち着きどころだろう
- 予想レンジは157-160円
◎スタンダードチャータード銀行の江沢福紘マーケッツ本部長
- 米債に投げ売りも観測され、米金利の高止まりがドルの高止まりも示唆
- ドル円は200日移動平均を超えて推移し、160円トライはあり得る
- 円売り・ドル買いの継続を想定しているが、介入警戒でドルの上値は重く、上を攻めるのは難しい
- 実需のドル買い・円売りは7月末の協調介入と9月初頭のレートチェックなどでいったんはけた
- 介入が日本単独なら155円を大きく割れることはないだろう。日米協調介入があれば152円90銭がめどになる
- 予想レンジは157円50銭-160円40円
主な予定
- 28日:日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30・31日分)
- 30日:4-6月期の米国内総生産(GDP)確報値
- 30日:8月の米個人消費支出(PCE)価格指数
- 1日:日銀企業短期経済観測調査(短観、9月調査)
- 1日:日銀が金融政策決定会合(9月17・18日開催分)の主な意見
- 1日:9月の米ISM製造業景況指数
- 2日:9月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
- 2日:9月の米雇用統計
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