(ブルームバーグ):東京証券取引所グロース市場に16日に新規上場するタクシー配車アプリのGOは、売り出し価格を1株2400円と、仮条件の上限で決定した。GOの上場で国内の新規株式公開(IPO)市場がどこまで活気を取り戻すか注目が集まる。
8日に開示された資料で明らかになった。仮条件は2350-2400円だった。売り出し価格を基にしたIPO規模は約886億円、時価総額は1864億円と試算され、これまでに発表された今年のIPOでは最大となる。
売り出しは国内外の投資家を対象に行われ、ブラックロックやウェリントン・マネジメント、M&Gインベストメント・マネジメントといった機関投資家がIPOでの株式購入に関心を示していた。海外投資家への売り出し比率は仮条件決定時に77%に引き上げられた。ゴールドマン・サックス・グループは2023年に同社へ100億円を投資。当時の評価額は1350億円だった。
株式市場では人工知能(AI)などハイテク株を中心とした売買が相場を動かしており、IPO市場は活況とは言えない。8日時点の年初来のIPO総額は543億円(GO除く)と、4年ぶりの低水準に落ち込んでいる。社数も15社で11年以来の少なさだ。GOの上場が成功裏に終われば、後続する企業には追い風となる可能性がある。
独立系調査会社のICT総研が24年に行った調査によると、タクシー配車アプリの中ではGOの利用者が最も多い。ソニーグループなどが出資する「S.RIDE(エスライド)」や滴滴グローバルなども同様のサービスを提供している。
GOのIPO全体を取り仕切るジョイント・グローバル・コーディネーターは野村証券、ゴールドマン・サックス証券、BofA証券が務める。
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