(ブルームバーグ):英航空大手のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、レジャー旅行中心の航空会社と比較すると、同社は夏の繁忙期後に運賃を値上げする可能性が高いとの見通しを示した。自社の顧客基盤が運賃引き上げの自由度を高めているためだと説明した。
ショーン・ドイル最高経営責任者(CEO)は6日、国際航空運送協会(IATA)の年次総会で記者団に対し、「BAのように長距離路線や法人顧客、プレミアム顧客を多く抱えるブランドは、短距離のレジャー向け路線だけで競争する航空会社よりも、運賃に転嫁しやすいだろう」と語った。「ただ、それが夏季にどう展開するかはまだ分からない」と付け加えた。
BAの親会社であるインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は先月の決算発表で、燃料費増加分の60%を収入増とコスト節減で吸収する方針を示していた。同社によると、中東での戦争の影響で今年の燃料費は約20億ユーロ(約3210億円)増加する見通しだ。
ドイル氏は、出張や商談が目的の法人顧客にとって、「運賃上昇は旅行の主目的に比べれば副次的な要素だ」と説明した。
イラン情勢を背景に、世界中の航空会社が燃料費の高騰への対応を迫られている。
エールフランスKLMは、経費の増加を相殺する戦略として、採用の一時停止や従業員の出張費など裁量的支出の抑制を講じた。一方、ドイツのルフトハンザ航空は航空券販売による収入を増やし、地域航空会社シティラインを閉鎖した。
原題:British Airways Says Fare Increases More Likely After Summer (1)(抜粋)
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