アフリカ・コンゴ民主共和国などで感染が広がっているエボラ出血熱をめぐり、女性の感染リスクが高くなる傾向にあると報じられました。

これは、AP通信が4日、医療従事者の話として伝えたもので、流行が最も深刻なコンゴ民主共和国の東部では、家族が病気になると多くの場合、女性が介護や埋葬の準備を担う習慣が根強いことを理由に、女性の感染リスクが高くなる傾向にあるとしています。

また、国連女性機関=UNウィメンも先月に発表した声明で、多くの女性が家庭内では子どもや高齢者の介護を担い、地域社会では看護師や助産師として働くなど、感染期の患者と密接に接触する可能性が高いとしています。

実際、2018年から2020年にコンゴ民主共和国でエボラ出血熱が流行した際には、患者のおよそ3分の2が女性だったということです。

また、妊婦は医療サービスを利用する機会が多いことから、妊娠中にエボラ出血熱に感染した場合、死亡率が上昇するほか母胎や胎児が悪影響を受ける可能性は100%に近いと指摘しています。

人道支援のための資金の削減によって最前線の保健体制が弱体化する中、国連女性機関は、安全なケアの実践支援といった人命救助活動を続けられるよう持続的な資金提供を求めています。