(ブルームバーグ):経営コンサルティング業者の倒産や廃業が過去最多ペースで増えていることが帝国データバンクの調査で明らかになった。生成AI(人工知能)の進化が背景にある。
5日に発表した資料によると、2026年1-5月の倒産や休廃業・解散の累計は242件となり、前年同期比で11%増だった。このペースが続けば25年の通年の実績(568件)を上回り、年間では2000年以降で最多となる600件超に達する可能性があるという。
242件の内訳は倒産が74件、休廃業・解散が168件。倒産は前年同期の69件を上回り、休廃業・解散も前年同期比で13%増加した。
背景には、生成AIの性能進化によりデータの収集・分析といった作業や資料の作成、専門性の低い研修コンテンツなどが代替されやすくなっていることがあると指摘する。行政向け申請書類の作成といった「代行業」に依存してきた事業者や節税スキームの指南といった制度の「さや抜き」を主目的としていた事業者の破綻が目立つという。
帝国データバンクによると国内の経営コンサル市場は売上高ベースで23年度に4兆円を突破し、従業員数も17万人に達したものの成長率は鈍化している。顧客ニーズがリスク管理や企業の買収・合併(M&A)、新規事業開拓など高度な課題解決に移る中、専門性で差別化できないコンサル事業者の淘汰(とうた)が一段と進む可能性があるとしている。
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.