G7・5か国を歴訪中の岸田総理は、滞在先のイギリス・ロンドンで記者団の取材に応じ、中国政府が日本人向けのビザを一時的に発給停止にした措置について、「極めて遺憾だ」と述べました。

岸田総理
「中国が新型コロナ対策とは一見関係がないと思われる査証発給の制限を一方的に行ったことについては極めて遺憾であると感じています」

現在日本が行っている、中国本土からの直行便に陰性証明の提出などを義務づけている措置について、岸田総理は、「中国の新型コロナの詳細な把握が困難であり、急速な流入を避けるため」だと強調しました。

また、「新型コロナ対策を目的とし、国際的な人の往来を止めることにならないよう水際対策を実施している」として、今回の中国側の対応について、「新型コロナ対策とは一見関係がないと思われ、極めて遺憾だ」と述べました。

日本政府は、中国側に対して抗議を行うとともに、措置の撤廃を求めています。