(ブルームバーグ):米アンソロピックの共同創業者で、社長を務めるダニエラ・アモデイ氏は、人工知能(AI)企業が上場を目指す背景には、高いモデル開発コストがあるとの認識を示した。
AIモデル「クロード(Claude)」を手がける同社は1日、株式新規公開(IPO)に向けて非開示で申請書類を提出した。
アモデイ氏は4日、「ブルームバーグ・テック」会議に登壇。アンソロピックのような企業が上場することのプラスとマイナスについて問われ、「AIモデルの訓練は非常に資本集約的な事業だ」と説明した。その上で、公開市場は「そうした資金需要に非常によく適している」と語った。
アンソロピックは、IPOの申請書提出でOpenAIに先行する格好となった。ブルームバーグ・ニュースはこれまで、OpenAIも数週間以内にIPO申請を行う計画だと報じた。両社とも早ければ今秋の上場を目指している。
アンソロピックがOpenAIに先駆けて上場すれば、より幅広い投資家層から注目と資金を集める態勢を整えることができる可能性がある。アモデイ氏は、IPOを巡ってOpenAIと競っているかどうかについてはコメントを避けた。
「この非開示の申請によって、米証券取引委員会(SEC)の審査後に上場する選択肢を得ることができる」とアモデイ氏は説明。「残念ながら、IPOに関して言えるのはそれだけだ」と述べた。
OpenAIがAIソフトウエアを支えるデータセンターや半導体に数千億ドル規模の投資を行う計画を進める一方、アンソロピックはこれまで比較的慎重な姿勢を取ってきた。だが最近では、需要の急拡大に対応するため、イーロン・マスク氏率いるスペースXやアカマイ・テクノロジーズと計算資源の確保へ数十億ドル規模の契約を締結している。
アモデイ氏は、アンソロピックとしては最良のシナリオを想定して計画を立てたいが、有効活用できる以上の計算資源を購入するつもりはないと指摘。「当社としては、需要が供給をやや上回る状況の方が望ましい」と語った。
原題:Anthropic President Cites High Computing Costs as Driver for IPO(抜粋)
--取材協力:Shirin Ghaffary.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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