(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)がウォール街で10年以上続いてきたエンジニア人員拡大の流れを変えることになるとの見方を示した。ブルームバーグのポッドキャスト「Odd Lots」のインタビューで語った。
銀行各社は、顧客のITリテラシー向上に対応して業務を改善し、サービスを強化するため、エンジニア採用を進めてきた。ただ、AIが銀行のコーディング能力を高めていることから、ソロモン氏は「今後数年で、採用する人員数をある程度減らすような、微妙な変化が起きるだろう」と述べた。
ソロモン氏は、AIがゴールドマンの人員構成に与える影響の規模については明言を避けた。ゴールドマンはエンジニア部門の人員削減を進めているものの、それは主に数年前の過剰採用を是正するためだとしている。
ソロモン氏は「2022-25年、26年にかけてわれわれが行ってきたことの多くは、20、21年に犯した愚かな過ちを修正することだった」と語った。
ゴールドマン・サックスのエンジニア人員は、業界全体で採用が急増した2021年に3000人超へ達したが、現在は約2500人となっており、コロナ禍以前とほぼ同じ水準に戻っている。
AIがウォール街の雇用をどの程度脅かすのか、銀行業界が見極めようとする中、銀行経営者の発言には注目を集めている。
スタンダードチャータードのビル・ウィンターズCEOは先月、AIが「付加価値の低い人的資本」に与える影響について発言し、世論の反発を招いたことを受けて謝罪した。
原題:Goldman CEO Says AI May Halt Steep Rise in Banks’ Engineer Ranks(抜粋)
--取材協力:Todd Gillespie、Joe Weisenthal、Tracy Alloway.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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