米グーグルの親会社アルファベットは3日、増資規模を847億5000万ドル(約13兆5600億円)に引き上げると発表した。人工知能(AI)関連の積極的な投資計画を賄うため、2日前に800億ドルの増資を行うと発表したばかりだった。

このうち400億ドルは、7-9月(第3四半期)から五月雨式にその都度の株価で株式を直接市場に売却するアット・ザ・マーケット(ATM)で調達する。

残りは米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイとの取引で100億ドル、クラスA株とクラスC株の売り出しで180億ドル、預託証券の売り出しで167億5000万ドルをそれぞれ賄う。

ブルームバーグがまとめたデータによると、この増資は史上最大規模となる見通し。アルファベットほどの大企業が大規模な増資を行うこと自体異例で、米宇宙開発企業スペースXなど大型の新規株式公開(IPO)が続きそうな今年、アルファベットの大型増資は市場には予期しない展開だった。

アルファベットは当初発表された800億ドルの増資で、既に史上最大の規模だった。これまででは、ブラジルの石油会社ペトロブラスが2010年に普通株と優先株の組み合わせで約700億ドルを調達したのが最大だ。

アルファベットは、自社開発したAI半導体「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」に対する需要の高まりを取り込もうとしている。TPUは膨大な計算能力を必要とするAI分野において、市場で首位のエヌビディアのプロセッサーに取って代わる重要な手段として浮上した。

原題:Alphabet Upsizes Equity Offering to $85 Billion for AI Spending(抜粋)

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