(ブルームバーグ):りそなホールディングス(HD)は保有する日本国債について今後3年間で3兆円程度の積み増しを検討する。現在の約5兆5000億円から1.5倍強の水準となる。南昌宏社長がブルームバーグとのインタビューで明らかにした。
国債は足元で金利の上昇(価格は下落)傾向が顕著で、大手銀行の購入方針に注目が集まる。南氏は「含み損とのバランスを見ながら、いかに日本国債を積み上げていくかという局面に来ている」との認識を示した。
南氏は、購入するのは5年債が中心だと説明した。5年債の利回りは5月に一時2%を超え、過去最高を更新した。「今、そんなに悪い水準ではなくなってきいる」と話した。5年債以外でも10年未満を主な対象とする。購入ペースは急がないとも述べた。
日本銀行による異次元の金融緩和策の下で、各行は軒並み日本国債の投資残高を減らしてきたが、ここにきて残高を増やす方針を表明する動きが目立ってきた。ゆうちょ銀行の笠間貴之社長は5月末、国債投資を2026年度も継続し、将来的に現行の2倍の80兆円程度になる可能性に言及した。
市場では日本銀行が今月15ー16日に開く金融政策決定会合で追加の利上げに踏み切るとの予想が8割に迫る。南氏も「可能性はかなりある」と語った。ただ、「問題は中東情勢だ」とも述べ、金利動向に左右されにくい収益構造の構築を進めると説明した。
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.