(ブルームバーグ):米HPが27日に発表した5-7月(第3四半期)の利益見通しは市場予想を上回った。半導体メモリー価格の高騰に対応できていることを示した形で、株価は時間外取引で上昇した。
5-7月期の1株利益見通しは、事業再編費用などを除くベースで61-71セント。中央値の66セントは、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の64セントを上回った。
人工知能(AI)への関心を背景に顧客が機器更新を進め、新システムへの投資を拡大していることが、HPの追い風となっている。一方で、AI需要は半導体メモリー不足も引き起こしており、コストは急上昇している。HPは対応策として、価格引き上げや調達先の拡大、一部製品で必要メモリー容量を減らす設計変更を進めている。
カレン・パークヒル最高財務責任者(CFO)は発表文で、「堅調な2四半期を経て、変化の激しい環境の中でも規律ある事業運営を進めており、見通しも強まっている」と述べた。
株価はニューヨーク市場で25.49ドルで通常取引を終えた後、時間外取引で約13%上昇した。
HPの2-4月(第2四半期)決算は、売上高は144億ドル(約2兆3000億円)、1株利益は86セントだった。アナリスト予想平均は、売上高140億ドル、調整後1株利益71セントだった。同社の調整後営業利益率は7.5%で、市場予想平均の6.6%を上回った。
同社はまた、新たな最高経営責任者(CEO)の選定も進めている。前CEOのエンリケ・ロレス氏をペイパル・ホールディングスが新CEOに起用したことを受け、HPは後任決定までの暫定CEOとして、取締役のブルース・ブルサード氏を指名した。
コンピューター部門のパーソナルシステムズの売上高は13%増の102億ドルだった。法人向けパソコン(PC)販売が14%増加し、部門全体をけん引した。
原題:HP Gives Profit Outlook That Tops Estimate, Managing Chip Crunch(抜粋)
--取材協力:Ian King.
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