(ブルームバーグ):米プロバスケットボールNBAのニューヨーク・ニックスのオーナー、米マディソン・スクエア・ガーデン・スポーツ(MSGスポーツ)の株価が26日、上場来高値を更新した。ニックスが1999年以来となるNBAファイナル進出を決め、投資家の期待が高まった。
米プロアイスホッケーNHLのニューヨーク・レンジャースも保有する同社の株価は3.5%上昇。今年これまでの上昇率は約42%に達した。時価総額は88億ドル(約1兆4000億円)を超えた。

ニックスは25日夜、NBA東地区決勝・第4戦でクリーブランド・キャバリアーズを破り、4戦全勝でシリーズを突破した。
MSGスポーツ株は今年、マディソン・スクエア・ガーデン・エンターテインメント(MSGエンターテインメント)の株価上昇率を上回っている。ニックスの本拠地マディソン・スクエア・ガーデンのほか、ラジオ・シティ・ミュージック・ホールやビーコン・シアターなどを運営するMSGエンターテインメントの2026年の上昇率は31%となっている。
最近の株価上昇はニックスの好成績に加え、プロスポーツチームを上場企業2社に分離する計画も大きな材料だ。
MSGスポーツのジェームズ・ドラン最高経営責任者(CEO)はMSG資産を切り分け、上場企業に再編する戦略を進めており、ニックスとレンジャースを分離する構想もその流れにある。アナリストの間では、スピンオフは両チームの市場価値をより明確に映し出す手段との見方が出ている。ライブイベントの人気の強さも、同社株の魅力を高めているという。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、ケビン・ニア氏は「MSGスポーツは26年上期に非常に好調に推移している。最大の材料はニックスとレンジャースの事業分離の可能性だ。最近も実現に向けて一歩前進した」と指摘した。その上で、「ニックスのファイナル進出はプレーオフ開幕時点では想定されていなかった。プレーオフ関連収入や営業利益全体について、市場予想の上方修正が出始めている」と述べた。
原題:MSG Sports Shares Rally to Record as Knicks Reach NBA Finals (1)(抜粋)
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