26日の原油先物相場では、北海ブレントが反発。米国とイランが再びペルシャ湾で衝突し、海上輸送の要衝であるホルムズ海峡の再開に向けた暫定合意の先行きが不透明になった。

ブレント先物7月限は約3.6%上昇し、1バレル=99.58ドルで終えた。前日は、米国とイランの合意期待が高まったことで7%余り下げていた。

一方、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は前営業日比2.71ドル(2.8%)安の1バレル=93.89ドルで終えたが、これは前週末22日との比較だ。25日は米国が祝日だったため、清算値は算出されなかった。

米軍はイラン南部で自衛目的の攻撃を実施し、ミサイル発射施設や機雷敷設を試みていた船舶を標的にした。一方、イスラム革命防衛隊(IRGC)はイラン領空に侵入した米軍のF35戦闘機1機と複数のドローン(無人機)に向けて発砲したと明らかにした。

両国は約2カ月間の停戦延長と、米国による海上封鎖解除、およびイランによるホルムズ海峡再開を柱とする合意に向けて協議を続けている。ただ、争点はなお未解決のままだ。イランは海峡を通過する船舶の管理権限を主張しているが、自由な船舶の航行を求める米国やアラブ諸国、欧州は容認できないとの立場を示している。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米国がホルムズ海峡で船舶航行を誘導する取り組みを再開しようとしていると報じた。その後、米軍は同報道を否定した。

MSTマーキーの上級エネルギーアナリスト、ソール・カボニック氏は、「現時点では、和平合意が成立する、まして順守されると考えるのは時期尚早だ」と指摘。

その上で「双方はここ数カ月間、交渉の進展や海峡再開の見込みについて繰り返し触れてきたが、実現には至っていない」と述べた。

原題:Oil Climbs as US-Iran Clashes Muddy Outlook for Peace Deal(抜粋)

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