中国のオンライン証券大手、富途控股(フートゥー・ホールディングス)の創業者は、当局がクロスボーダーの株取引の取り締まりを強化したことを受けて、1日で資産の4分の1余りを失った。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、富途の最高経営責任者(CEO)でもある李華氏の資産は22日時点で17億ドル(約2700億円)減の47億ドルとなった。101億ドルだった昨年10月末時点からは半分未満に落ち込んだ。資産の大半は、米国市場に上場している富途株式の保有分によるものだ。

富途株は22日に28%急落し、およそ3年ぶりの大幅下落となった。

中国証券監督管理委員会(証監会)は、無許可で中国本土で事業を展開していたとして、富途控股のほか、老虎証券、長橋証券への処分を計画していると表明。資本流出の抑制を目的に、長年続く違法な越境証券業務の大規模な取り締まりに着手した。

富途は3月、香港の新規株式公開(IPO)ブームの恩恵を受けており、香港でIPOを実施した企業の半数超が富途と提携したと説明していた。李氏は、中国で個人投資家による株式投資が広がる中で巨額の富を築いた証券会社創業者の一人だが、今回の当局による締め付けで流れが一転した格好だ。

原題:China Trading Tycoon Loses $1.7 Billion in One Day After Curbs(抜粋)

--取材協力:Pui Gwen Yeung.

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