(ブルームバーグ):25日の東京株式市場でソフトバンクグループ株が株式分割考慮後の上場来高値を更新した。米OpenAIなど出資先企業が新規株式公開(IPO)に向け進展していることを好感し、連日で急騰した。
ソフトバンクG株は前週末比4.6%(313円)高の7070円で取引を終えた。OpenAIが数週間以内にIPOを申請する準備を進めていることが前週分かった。同じく出資先のデジタルインフラ企業の米SBエナジーもIPOに向けて非公式に届け出を行う見込みだ。出資先が上場することで、保有資産の適性評価がしやすくなるとの見方が広がっている。
東海東京インテリジェンス・ラボの中川隆シニアアナリストは「期待していた上場シナリオがいよいよ現実のものになろうということで、マーケットとしては大変喜んでいる」と話す。その上で「今はあくまでも期待先行の動き」だとし、実際にIPOが実現してどれほどの時価評価がつくかを見極める動きも出るだろうと述べた。
前週は傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス株が米エヌビディアの決算を受けて急伸。これによるソフトバンクGの純資産価値(NAV)の拡大も株価の追い風だ。ジェフリーズのアナリスト、ジャナーダン・メノン氏はリポートで、エヌビディアの中央演算処理装置(CPU)「ベラ(Vera)」への強い需要は、アームの「AGI CPU」にも波及するはずだと指摘した。
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