小売り最大手の米ウォルマートは、燃料費高騰が同社の収益を圧迫しており、小売価格の上昇につながる可能性があると警告した。

燃料を除いた米既存店売上高は、2-4月(第1四半期)に前年同期比で4.1%増加し、ウォール街の予想をわずかに上回った。第2四半期の調整済み利益見通しは、市場予想に届かなかった。

強弱が混在した今回の決算は、低価格と迅速配送、幅広い品ぞろえという戦略が奏功し、ウォルマートが所得層を問わず市場シェアを拡大し続けていることを示した。ただ、インフレ加速やイラン戦争による燃料価格上昇で、アフォーダビリティー(価格の手頃さ)を重視した戦略への圧力は強まっている。

21日の米株式市場でウォルマートは一時、8%下落。日中の下げとしては2023年11月以来の大幅安だった。前日終値の時点では年初来17%上昇していた。この日はターゲットやクローガーなど競合他社も株価が下げている。

ジョン・デービッド・レイニー最高財務責任者(CFO)は、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで「高所得者の支出動向は多くのカテゴリーで不安を感じさせないが、低所得の消費者は財布のひもを締め、厳しい状況を乗り切ろうと努力していることが見て取れる」と述べた。

原題:Walmart Flags Higher Fuel Costs Eroding Retailer’s Earnings (2)(抜粋)

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