「ケアリーバー」に必要な支援 求められる“頼れる存在”

施設を巣立ち、社会的支援から離れた子どもたちは、“ケアリーバー”と呼ばれ、毎年2000人ほどが「18歳での自立を迫られる」と言われています。

「自立」後は、メンタル不調などを理由に、大学等に進学しても4年後には28.4%が中退、就職しても1年3か月後には44.9%が、離職していたという調査結果も出ています。
こうした状況を専門家は…

認定NPO法人・ブリッジフォースマイル 林恵子 理事長
「何かあった時のセーフティーネットが“あるか”“ないか”はすごく大きい。何かあったときにすぐ聞ける、困っていることを相談に乗ってもらえる。そういうのは、ある程度、自分の環境を知って、自分の事を知ってくれている人に安心感を持って伝えられるもの。それがない状態っていうのはやはりすごく不安だと思う」
そんなケアリーバーたちに寄り添う人がいます。

ケアリーバー ブローハン聡さん(35)
「あなた自身も助けられて良い存在なんだと、今日は強く伝えたかった」
現在、「ケアリーバー」の当事者として、講演会や動画配信サイトなどで、自らの経験を発信しています。

ブローハン聡さん
「お母さんが外国人の人なんですけど、生まれたとき(出生が)認知されていない」
物心ついたころから、義父からの虐待を受けていたというブローハンさん。11歳で施設に保護された後も、母親との交流はあったものの、14歳で死別。

高校卒業まで施設で過ごし、退所後、「ケアリーバー」となりました。
ブローハン聡さん
「全部新しい環境の中で、自分でやっていくって、すごく難しい」
そんなブローハンさんには、いま大切にしている活動があります。