午後4時すぎ、フランス・パリに到着した岸田総理。きょうからG7のアメリカやイギリスなど5か国を訪問します。
G7の議長として今年5月には「広島サミット」を主催する岸田総理、ウクライナ情勢や安全保障をめぐる議論をリードするための“地ならし”に臨みます。その岸田政権の内閣支持率は、この週末に実施したJNNの世論調査で37.4%と、先月の調査から3.2ポイント上昇しました。
しかし、具体的な項目を見ると、厳しい世論が浮き彫りに…
岸田総理
「ぜひ、インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」
岸田総理は、今年の大きな目標として物価の上昇率を超える賃上げに意欲を示していますが、JNNの世論調査で賃上げがどの程度行われると思うか聞いたところ、「物価の上昇率未満」と答えた人は46%、「全く上がらない」と答えた人は30%という結果に。政策への“期待値の低さ”が表れた形です。
さらに…
岸田総理
「児童手当を中心に、経済的支援を強化する」
岸田総理は「異次元の少子化対策」の具体策として「児童手当の拡充」に踏み込みましたが、実現には数兆円規模の財源が必要になります。
少子化対策の財源として消費税を引き上げることについては「反対」が7割を超え、「賛成」を大きく上回りました。
先に方針が決まった“防衛増税”についても「反対」が7割を超えています。
また、増税の実施前には解散総選挙を行い「国民の信を問うべき」との回答も76%にのぼりました。
こうした世論にどう応えるのか、難しいかじ取りが迫られそうです。
 
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