米フォード・モーターの株価が13日の取引で急伸した。同社のエネルギー貯蔵事業が近く、ハイパースケーラーと契約を結ぶ可能性があるとモルガン・スタンレーが指摘した。

フォードの株価は13%上昇し、2020年3月以来最大の上げを記録。年初来でプラスに転じた。

モルガン・スタンレーのアナリスト、アンドルー・ペルココ氏は「フォードが今後数カ月に、大口の商業顧客やハイパースケーラーとエネルギー貯蔵システムの供給契約を結ぶ可能性が相当高い」との見方を示した。

また、フォードが中国の電気自動車(EV)用電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と結んだ提携について、「エネルギー貯蔵事業における競争上の戦略的優位性が過小評価されている」と指摘した。

さらに、フォードのエネルギー事業の評価額は100億ドル(約1兆5800億円)規模に達する可能性があると試算。生産能力の拡張や受注残の積み上げが進めば、米テスラのエネルギー事業に近い水準に達する可能性があるとした。

フォードは今年、エネルギー貯蔵事業への参入に向け15億ドルを投資する計画で、シェリー・ハウス最高財務責任者(CFO)は4月29日の決算説明会で、この事業を「高いリターンが見込める成長機会」と評した。

同社はケンタッキー州のバッテリー工場をデータセンターや公益事業者向け大型蓄電池の生産施設に転換するほか、ミシガン州で年内に稼働予定のバッテリー工場の一部を、消費者向け小型蓄電池の生産に充てる。

原題:Ford Soars Most in Six Years on Possible Hyperscaler Tie-Ups (2)(抜粋)

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