(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループのジョン・ウォルドロン社長兼最高執行責任者(COO)は、人工知能(AI)の活用により、大幅な増員を伴わずに事業規模の拡大が可能になっているとの認識を示した。
ウォルドロン氏はCNBCのインタビューで、「私はゴールドマン・サックスについて、人による組み立てラインのようなものだとよく表現している」と発言。そのうえで「製造業を見れば、ロボット化が一段と進み、自動化も大きく進展している。一方で銀行では、そうした変化が同程度には進んでいない」と語った。
ゴールドマン・サックスやウォール街の大手金融機関では、バックオフィス業務をシステムが担う動きが広がっている。経営陣からは、AIが効率化や成長をもたらし得る分野がさらに存在するとの声も聞かれる。こうした流れは、雇用喪失への懸念につながっている。
ウォルドロン氏は「人による組み立てラインはさらにデジタル化が進み、デジタルエージェントが製造業におけるロボットの役割を担うようになる」と指摘。「人員規模がどのように変わるかは分からないが、当社はより強靱で、拡張性の高い組織になるだろう」と語った。
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)の後継候補と広く目される同氏は、AIがゴールドマンの組織構造をどのように変えるかは依然として不透明だとしている。一部の業界関係者は、AIが若手層の削減につながり、従来のピラミッド型組織の裾野を狭める可能性があると指摘している。
「それがダイヤモンド型になるのか、ピラミッド型のままなのかは、まだ分からない」とウォルドロン氏は語った。
原題:Goldman COO Says Bank’s ‘Human Assembly Lines’ Face Automation(抜粋)
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