(ブルームバーグ):中国政府は今週のトランプ米大統領による公式訪問の日程を正式に発表した。イラン戦争を巡る緊張が続く中で、2017年以来約9年ぶりとなる同氏の訪中を確認した形だ。
トランプ氏は習近平国家主席と会談する。ホワイトハウスは首脳会談が5月14-15日に開催されると発表していた。
中国国営の新華社通信は11日、外務省報道官の話として、「米国のトランプ大統領は習近平国家主席の招待により、5月13日から15日まで中国を公式訪問する」と伝えた。
会談は当初、3月末から4月初めにかけての日程で開催が予定されていたが、イランでの戦争を理由に一度延期された。事情に詳しい複数の関係者によると、米国・イスラエルとイランとの紛争が決着する前にトランプ氏の訪問を進めることに中国政府は慎重だった。
中国は安全上の理由から最高指導者の予定を直前に発表する慣例があり、延期されたトランプ氏の訪問日程については公表もコメントもしていなかった。
首脳会談ではイラン戦争が主要議題となる見通しだ。米中両国は世界の石油・ガスの約5分の1が通過していたホルムズ海峡の通航再開を望んでいる。中国にとっての焦点は、イランに圧力をかける用意があるかどうか、またその見返りとして米国に何を求めるかにある。
両首脳はまた、昨年10月に韓国で合意した米中貿易戦争の一時停止の延長も模索するとみられるほか、台湾問題も大きな焦点となる見込み。さらに農産品の購入やボーイング機の取引など、一連の合意に署名するとみられる。
事情に詳しい関係者によると、トランプ氏の訪中には米資産運用大手ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)や米金融大手シティグループのジェーン・フレイザーCEOら米ビジネス界の代表団も同行する。
原題:China Confirms Xi-Trump Summit That Was Delayed by Iran War (1)(抜粋)
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