パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のダニエル・アイバシン最高投資責任者(CIO)は、イラン戦争によって米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを一段と遅らせるだけでなく、利上げに踏み切る可能性があるとの認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで述べた。

FTによれば、アイバシン氏は、イランによるホルムズ海峡の実質封鎖に伴うエネルギー価格急騰について、インフレ率を目標の2%に引き下げるのに苦慮してきた米金融当局にとり、新たな課題だと指摘した。

「米国はその段階からは遠いが、現状を見る限り、欧州や英国、場合によっては日本でも一段の引き締めが見られるだろう。米国についても、その可能性を完全に排除することはしない」と述べたという。

同氏はまた、「インフレ動向やインフレを巡る不確実性を踏まえると」米国の利下げはいかなるものであれ逆効果になり得るとし、「中・長期の金利押し上げにつながる可能性が非常に高い」と語った。

ゴールドマン・サックスのアナリストは8日付リポートで、次の2回の利下げ時期予想を2026年12月と27年3月にそれぞれ後ろ倒しした。また、エネルギーコストの波及により、個人消費支出(PCE)コア価格指数は3%に近い伸びとなる可能性が高いとしている。

原題:Pimco CIO Sees Risk of Fed Hiking Rates Due to Iran War, FT Says(抜粋)

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