米ウォール街では、ホルムズ海峡を通過する輸送が年後半に入っても制約を受け続け、供給ショックが長期化するとの見方が強まっていることが、ゴールドマン・サックス・グループの調査でわかった。

調査によると、回答した投資家の過半数はホルムズ海峡の輸送が6月末以降も混乱すると見込んでおり、43%は7月を過ぎても通常の状態には戻らないと予想している。回答者の3分の1が、ブレント原油の年末価格の予想を1バレル=80-90ドルの範囲とした。

米国とイランの和平交渉が行き詰まっており、投資家はホルムズ海峡の通航が長期的に混乱した場合の影響を、より深刻に評価しつつある。

この混乱は前例のない供給ショックを引き起こし、世界有数の石油商社が、仮に交通が再開されたとしても、イラン戦争の影響は数カ月にわたり続くと警告している。現在、ホルムズ海峡はイランが航行を妨害する一方で、米国はイランの港を出入りする船舶を阻止しているという、二重の封鎖状態にある。

ゴールドマンの調査は、4-6日、機関投資家837社を対象に行われた。

調査では、ホルムズ海峡が再開された場合の有力な取引として原油のショートポジションが挙げられ、欧州・新興市場株式のロングポジションがこれに続いた。地政学的緊張が高まる中でも、オプション市場では下方リスクへの備えに対する需要が持続しており、トレーダーは米国とイランの間で突然緊張が緩和する可能性に備え、ヘッジを行っていることがわかった。

原題:Hormuz Woes Seen Lingering Into Second Half, Goldman Poll Shows(抜粋)

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