(ブルームバーグ):米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの1-3月期(第1四半期)決算では、手元資金が過去最高を更新し、3970億ドル(約62兆円)に達した。グレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)にとって就任後初の四半期となる。
規制当局への届け出によると、四半期末時点の純手元資金は約3800億ドルだった。手元資金は昨年終盤にわずかに減少していたが、1-3月に株式保有を純額81億ドル売却したことを背景に大きく増加した。
著名投資家ウォーレン・バフェット前CEOの後任として今年就任したアベル氏は、自社株買いも再開し、約1年ぶりに株主への還元を実施した。1-3月には自社株を2億3420万ドル購入した。
今回の決算は、アベル氏がバークシャーに独自色を出し始めていることを示す一方で、同氏に対する投資家の評価がなお定まっていない兆しも浮き彫りにした。1年前にバフェット氏が引退と経営移行を発表して以降、時価総額1兆ドル規模の同社株は市場全体に大きく出遅れている。かつては一貫したアウトパフォーマンスで知られていた。
アベルCEOは以前、自身とバフェット氏は同社株のいわゆる「内在価値」が市場で評価されている価格を上回っていると判断したとし、それが自社株買い再開の要因になったと説明していた。バークシャーの株価は1日の取引終了時点で年初来5.9%下落している。
1-3月の営業利益は113億5000万ドルと、前年同期比約18%増加した。
保険事業全体での引受利益は前年同期比約29%急増し、17億ドルとなった。前年はロサンゼルスの山火事に関連する損失の影響を受けていた。
原題:Berkshire Hathaway’s Cash Pile Surges to Record $397 Billion (1)(抜粋)
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