(ブルームバーグ):米国はドイツから米軍部隊約5000人の撤退を命じた。ドイツ駐留米軍の規模縮小を示唆してきたトランプ大統領の方針を実行に移した形だ。
国防総省のパーネル報道官は1日の声明で、ヘグセス国防長官が撤退を命じたと明らかにした。
パーネル氏は「今回の決定は欧州における戦力態勢の包括的な見直しに基づき、戦域の要件や現地の状況を踏まえたものだ」と説明。「撤退は今後半年-1年で完了する見込みだ」とした。
ただ、部隊が欧州内の他の地域に再配置されるかとの質問には答えなかった。
ドイツ駐留米軍の一部撤退はCBSニュースが国防当局者の話として先に報じていた。報道によると、イラン戦争で米国への支援拡大を求めるトランプ氏の要請に対して、欧州の同盟国が消極的であることへの不満を示す狙いがあると当局者は述べたという。
トランプ大統領は4月29日、ドイツ駐留米軍の規模について削減を視野に見直していると述べていた。その数日前には、ドイツのメルツ首相がイラン戦争終結に向けた交渉でトランプ氏がイランに翻弄(ほんろう)されており、イラン指導部から「屈辱を受けている」と発言していた。
現在、ドイツには約3万5000人の米兵が駐留しており、欧州全体の米軍のほぼ半数を占める。ドイツには欧州地域を統括する米軍司令部が置かれている。米国は冷戦期の遺産である広範な基地網や関連施設を活用し、イランに対する作戦の準備や実行に大きく依存してきた。
今回の命令は議会で反対に直面する可能性が高い。トランプ氏が2020年に試みたドイツからの部隊削減は、議会の反対で阻止された経緯がある。
原題:Pentagon Orders Withdrawal of About 5,000 Troops From Germany(抜粋)
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--取材協力:Jennifer A Dlouhy、Courtney McBride.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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