台湾の頼清徳総統がアフリカのエスワティニに到着したと発表しました。元々、先月に訪問予定でしたが、中国による圧力があったとして取りやめていました。
台湾の頼清徳総統は2日、自身のSNSで、飛行機から降り立つ写真とともにアフリカのエスワティニに到着したことを報告しました。
台湾総統府は、頼総統とエスワティニのドラミニ首相の会談の映像を公開しています。
エスワティニはアフリカで唯一、台湾と外交関係があり、頼総統は先月22日から訪問を予定していました。
しかし、専用機が通過する3か国が飛行許可を取り消したことで延期となり、台湾側は「中国が経済的圧力を含む強い働きかけを行った」と非難していました。
頼総統はSNSで、今回の訪問について「予期せぬ外的要因により延期された」とした上で、「自由と平和を愛する私たちは対立を望まないが、世界へ向かう歩みを決して止めることはない」と記しています。
一方、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は、頼総統のエスワティニ訪問について「恥知らずにも卑劣なやり方で潜入した」とするコメントを発表。
「知恵を絞ってでっちあげたいわゆる『外交成果』は世界中の笑いものである」と批判しました。
中国外務省の報道官も「台湾が中国の一部であるという事実を変えることはできない」と改めて主張。エスワティニに対し「時代の潮流に従い、少数の『台湾独立』分裂分子のために危険を冒さないよう忠告する」とけん制するコメントを発表しています。
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