(ブルームバーグ):米供給管理協会(ISM)が1日発表した4月の米製造業統計では、イラン戦争を背景に仕入れ価格指数が4カ月連続で上昇し、4年ぶりの高水準に達した。
中東での軍事衝突と事実上のホルムズ海峡封鎖は、世界の供給網を混乱させ、原油やアルミニウム、ヘリウムといった原材料コストを押し上げている。ガソリンやディーゼル油の価格上昇も輸送コストを押し上げている。
景況拡大を報告したのは繊維や非金属鉱物、一次金属などの13業種。3業種が縮小を報告した。
インフレ圧力の長期化は製造業者に値上げを余儀なくさせる可能性もあり、最終的には消費財のコスト上昇につながりかねない。4月30日に発表された3月の個人消費支出(PCE)統計では、総合価格指数が前月比で2022年以来の高い伸びとなった。

ISM統計では新規受注が4月に上向いた一方、生産は伸びが減速した。入荷遅延指数は2022年以来の高水準に達し、戦争に関連した供給混乱を反映した可能性が高い。
雇用指数は4カ月ぶりの水準に低下し、製造業の人員縮小が続いていることを示唆した。来週8日には4月の米雇用統計が発表される。
ISM製造業調査委員会のスーザン・スペンス委員長は「対象企業の60%が、採用ではなく人員調整を続けていると回答し、そのうち34%が解雇、43%が自然減や欠員補充見送りで対応している」と述べた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Manufacturing Holds Up as Costs Gauge Hits Four-Year High (3)(抜粋)
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