日産自動車は、米国工場で予定していたスポーツタイプ多目的車(SUV)の電気自動車(EV)2車種の生産計画を取りやめる。米消費者のEV需要の減速を理由としている。

今回の決定は4月30日、米国内の販売店や部品サプライヤーに伝えられた。日産が資金確保を図る中、製品戦略の見直しの一環となる。すでにミシシッピ州キャントン工場でのEV生産開始計画を凍結しており、同工場ではV6エンジンを搭載したSUV「エクステラ」のハイブリッドモデルを製造する見通しだ。

米事業の広報担当者アシュリ・ボボ氏は、「キャントン工場には多様なパワートレインを含む今後があるが、EVは含まれない」と述べた。

日産は、昨年前半の時点では2028年にキャントン工場でEVを投入する軌道にあるとしていた。それ以前には、同工場で同年までに4車種の新型EVを生産する計画を縮小していた。今回の方針転換は、トランプ米政権がEV向け税額控除を廃止した後、米国でのEV販売が伸び悩んでいる状況を反映している。

今回のSUV2車種の生産計画取りやめについては、日本経済新聞が先に報じていた。

原題:Nissan Cancels Plan to Build Electric SUVs at Mississippi Plant(抜粋)

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