(ブルームバーグ):アンソロピックからOpenAIに至るまで、人工知能(AI)関連企業がロンドンで相次ぎオフィススペースを確保している。上質な物件の供給拡大に苦慮している地元の不動産オーナーらもこの活況に驚きを隠せない。
不動産仲介会社ナイト・フランクがまとめたデータによると、こうしたハイテク企業は2025年初め以降、100万平方フィート(約9万2903平方メートル)余りをリース契約した。これはアメリカンフットボール場で18面分に相当する広さで、同期間に結ばれた全リース契約の約7%を占める。
アンソロピックはリージェンツ・パーク近くのオフィスビル「ワン・トライトン・スクエア」で15万8000平方フィートのスペースを確保すると発表した。またOpenAIは、キングス・クロス駅近くにあるアルファベットの新たな英本社付近のスペースをリースすることで合意している。これ以前には、暗号資産企業リップル・ラボがロンドン内に建設された最新の超高層ビルで約9万平方フィートを借り上げた。
ブリティッシュ・ランドのキャンパス部門責任者、マイク・ワイズマン氏は「ここ6-12カ月の動きには驚かされた」と述べ、「ロンドンにとっては本当に良いニュースだ」と付け加えた。
今後もこのトレンドは続く見通しで、AIを活用する企業はロンドン全体で約63万平方フィートのオフィススペースを探している。こうした企業の多くは、金融や専門サービスのテナントが入居するような上質の物件を求めており、もともと供給が限られている市場で競争を一段と激化させている。
ナイト・フランクのリサーチ・アソシエート、クリス・ダン氏は「ロンドンにとってAIは短期から中期的に見て、プラスになるだろう」と述べた。
原題:Anthropic, OpenAI Splurge on London Office Space in Leasing Wave
(抜粋)
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