(ブルームバーグ):ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツ・グループは中国での需要後退で1-3月(第1四半期)利益が打撃を受けたものの、年後半の回復を見込んでいる。新モデルや好調な注文状況が後押しするとみる。
メルセデスの自動車部門利益率は1-3月に4.1%と、前年同期の7.3%から大きく低下。だが、利益率は年間目標の中間値付近で、一部で予想されたほどの深刻な落ち込みではなかった。同社によると、向こう数カ月の業績改善が示唆されているという。
ハラルド・ウィルヘルム最高財務責任者(CFO)は発表文で、新モデルの需要や「健全な受注残」が回復をお膳立てしそうだと指摘。コスト管理の徹底は続け、利益を確保する方針も表明した。
29日のフランクフルト市場で、メルセデス株は一時3%上昇した。終値は0.6%安。
同社は内燃機関車をモデルチェンジするとともに次世代の電気自動車(EV)を相次ぎ投入し、ラインアップを拡充。主力車種のスポーツ多目的車(SUV)「GLC」のEV版や、旗艦モデルのSクラスを刷新し、利益の押し上げを図っている。
一方、コスト削減のため全世界の生産能力を10%余り減らして約220万台とする取り組みも進めている。
メルセデスはまた、中東での戦争が消費者信頼感を冷やす恐れがあると警告した。自動車需要は、燃料価格や金利の上昇、資産価値下落の影響を受けやすい。
原題:Mercedes Sees New Models, Solid Orders Countering China Drag (2)(抜粋)
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