UBSグループのトッド・タックナー最高財務責任者(CFO)は、同行の富裕層顧客の間では、最近の動向を受けてプライベートクレジットへの熱意が後退しているとして、この資産クラスが直面する課題が一段と強まっているとの認識を示した。

タックナー氏は29日、アナリスト向けの電話会議で、「現在の環境下では、富裕層顧客によるプライベートクレジットへの関心は、より慎重なものとなっている」と述べ、これは「マクロ経済の不確実性と、流動性および資本保全への選好を明確に反映している」と続けた。

同氏の発言は、急速に拡大してきたプライベートクレジット業界の「成長痛」を垣間見せるものだ。ここ数カ月、プライベートエクイティー(PE)投資会社の支援を受け、ダイレクトレンダーから多額の借り入れを行うソフトウエア企業に人工知能(AI)が影響を及ぼすとの懸念が広がり、投資家は一部の大手非上場プライベートクレジット投資ビークルで償還請求を加速させている。

またタックナー氏は、プライベートクレジットは同行のバランスシートにおいて依然として「ごくわずかな割合」にとどまっていると述べた。

原題:UBS Says Wealthy Clients Lost Some Interest in Private Credit

(抜粋)

--取材協力:Arno Schuetze.

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