イランは原油の保管スペースが急速に不足しており、減産が一段と加速する可能性がある。調査会社ケプラーが指摘した。

同社アナリストは27日のリポートで、イランが使っていない貯蔵能力はあと12-22日分にとどまり、さらに日量150万バレルの減産を5月中旬までに余儀なくされる可能性があるとの見方を示した。

ゴールドマン・サックス・グループは先週、イランはすでに日量最大250万バレルの原油生産を削減していると分析。サウジアラビアやイラク、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)など周辺の産油国も、2月28日に紛争が勃発して以降、減産を強いられている。

ケプラーによると、イランの原油生産見通しは厳しいものの、財政的な圧迫を全面的に感じ始めるまでには数カ月かかる見通し。

イラン産原油の積み荷は、主要な仕向け地である中国の一部港湾に到着するまで通常約2カ月を要する。その後、買い手側はさらに約2カ月をかけて決済を行うという。タンカーは制裁回避を狙い、不透明なルートを進むことが多い。

ケプラーによれば、ホルムズ海峡周辺で米国の海上封鎖を回避して航行に成功したタンカーは確認されていない。米国の封鎖が本格化して以降、イラン産原油のタンカーへの積み込みは約70%減少したと調査担当者らはみている。

原題:Iran’s Unused Oil Storage Shrinks to 22 Days or Less, Kpler Says(抜粋)

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