(ブルームバーグ):米軍が先週インド洋のスリランカ沖で通航を阻止したイラン関連の原油タンカー2隻が西方向への航行を停止し、進路を反転させたとみられる。
米軍は4月21日と23日にそれぞれ、超大型原油タンカー「Tifani」と「Phonix」に対し「海上阻止および臨検」を実施した。米国防総省が先週発表した。ただし、その後の対応については詳細を明らかにしなかった。Phonixは「Majestic X」としても知られる。
船舶のデジタル信号によると、両タンカーは当初、互いに比較的近い距離を保ちながら、インド洋を西向きに航行していたが、27日遅くに進路を反転させ、東向きに転じた。
米国はこれらの船舶や積み荷に関する今後について、正式な方針を示していない。両タンカーは通航阻止時と同じアジアの目的地を引き続き発信しており、現在の行き先を巡って混乱が強まっている。
当初の航路では、アフリカ南端のケープタウンが米国へ向かう船舶にとって一般的な中継地点となるはずだった。一方で、両タンカーは英国が統治するチャゴス諸島の方向にも向かっている。同諸島のディエゴガルシアには米軍基地がある。

米国がベネズエラで同様の封鎖措置を実施した際には、同国の貨物輸送の一部がカリブ海で阻止され、米国の港湾やターミナルへ転送された。
イラン船舶に対する米国の封鎖は4月13日に開始された。2月末に始まった米国とイスラエルによる攻撃への対応として、イランがホルムズ海峡を封鎖したことを受けた措置だ。
米中央軍はコメントの要請に対し、インド太平洋軍が対応するとしたが、同軍からの回答は現時点で得られていない。
原題:Iran-Linked Oil Tankers Boarded by US Are Reversing Course(抜粋)
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--取材協力:Anthony Di Paola.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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