(ブルームバーグ):大和証券グループ本社は27日、2026年1-3月期(第4四半期)の連結純利益が前年同期比66%増の499億円だったと発表した。良好な市場環境を追い風に、国内リテール部門がけん引し、アナリスト5人の予想平均420億円を上回った。
発表資料によると、26年3月期(前期)の純利益は、前期比14%増の1753億円と12年ぶりに過去最高を更新した。国内リテールを担うウェルスマネジメントや機関投資家向けビジネスが好調だった。
第4四半期は主要3部門合計の経常利益が前年同期比31%増の670億円となった。3部門とも2桁増益となった。
部門別ではウェルスマネジメントが同43%増の332億円、機関投資家向けトレーディングや企業の合併・買収(M&A)助言などを担うグローバル・マーケッツ&インベストメント・バンキングが同53%増の204億円、投資信託の運用などアセットマネジメントは同34%増の164億円だった。

大和証Gは、ウェルスマネジメントをはじめ資産管理型ビジネスの強化により市況に左右されにくい収益構造への転換を進めている。
決算会見で吉田光太郎最高財務責任者(CFO)は、前期決算について「事業ポートフォリオとして収益基盤の安定性が高まり、安定収益、市場対応力の両立が進んだ1年だった」と振り返った。
大和証Gは同時に、オリックス銀行を3700億円で買収すると発表した。傘下の大和ネクスト銀行を通じて、オリックスから100%の株式を10月までに取得する予定。両行合算で総資産9兆円超の銀行が誕生し、融資や信託に関する銀行事業の強化につなげる。
同社は買収するオリックス銀について、将来的に大和ネクスト銀と合併させる方針だ。吉田CFOは「異なる強みと経営資源を持つ両行の統合により、顧客の資産・負債両面にわたる課題へのソリューション力を高め、企業価値を飛躍的に向上させる」と述べた。
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