キーエンスの株価が27日、一時値幅制限いっぱいのストップ高水準となる16%(1万円)高の7万3180円を付け、2024年7月以来の高値を更新した。定款に自己株式取得を可能にする規定を追加すると発表し、投資家がポジション構築に動くきっかけになるとの期待から買いが集まった。

発表によると機動的な資本政策を図るため、6月12日に予定される定時株主総会に諮り、承認されれば実行する。また、同時に発表した26年3月期の1-3月期(第4四半期)の営業利益は1794億円と市場予想の1638億円を上回った。

ジェフリーズ証券アナリストの福原捷氏らはメモで、定款変更の提案により投資家が同社株を累積的に買い増す、あるいは長期投資ポジションを構築する動きが促される可能性が高いと指摘した。この提案自体は市場にとってサプライズではない可能性があるものの、定款変更が承認されれば、同社が株主還元方針をさらに改善していくとの市場期待が高まるという。

一方、SMBC日興証券アナリストの桂竜輔氏と前田拓也氏は、半導体など人工知能(AI)関連投資の需要の取り込みにより、業績が市場想定に対して上振れたと推察した。

(見出しと株価を更新しました)

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