ヘグセス米国防長官は、対イラン戦争で封鎖されたホルムズ海峡の再開を巡り、欧州とアジアの諸国が米軍に依存していると批判した。

ヘグセス氏は24日の記者会見で、「欧州とアジアは数十年にわたって米国の保護を受けてきたが、ただ乗りの時代は終わりだ」と発言。「米国と自由世界には、有能で忠実な同盟国がふさわしい」と強調した。

動画:ヘグセス米国防長官はホルムズ通航を巡り欧州とアジアが「ただ乗り」していると批判

ペルシャ湾からの石油・ガス輸送の要衝であるホルムズ海峡を巡る米国の封鎖は、日ごとに強化されていると同氏は指摘。一部の船舶が同海域で米海軍艦艇を回避して航行しているとの報告があるためだという。

トランプ米大統領の停戦要求に対するイランの抵抗を受けて、米国はイラン船舶に対する封鎖に踏み切った。2月下旬の米国・イスラエルによる戦争開始以降、同海峡はイランの威嚇による封鎖が続いており、世界のエネルギー価格は大きく上昇している。

トランプ氏は、欧州の同盟国や日本、中国などに対し、海峡の再開に協力するよう求めてきた。ただ、戦闘が続く中で艦船派遣に同意した国はほとんどない。

ヘグセス長官は、欧州とアジアは米国よりもペルシャ湾からの石油・ガスへの依存度が高いと改めて指摘。「テキサスへ向かう新たな国際的な流れが生まれている。美しい光景だ」とも述べ、米国の石油輸出に言及した。

英国とフランスは、ホルムズ海峡の航行の自由確保に向け、海軍部隊設置を巡る首脳会合を定期的に開催している。英国はこの部隊について「純粋に防御的な性格のものになる」と説明し、スターマー英首相は「条件が整い次第」発動するとしている。

ヘグセス氏は、「欧州を当てにしていないが、ホルムズ海峡を必要としているのはわれわれよりも欧州の方だ。欧州は口先の議論や華美な会議を減らし、実際に行動に移すべきだ」と語った。

原題:Hegseth Accuses Europe, Asia of ‘Freeriding’ Over Hormuz (1)(抜粋)

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