(ブルームバーグ):24日の欧州債券市場は、ドイツ債と英国債が小幅に上昇した。イラン戦争の終結に向けた協議のため、米国の特使がパキスタンに派遣されるとの報道を受け、市場心理が回復した。
ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.99%となった。日中は一時3.04%まで上昇した。英10年債利回りは、一時4.99%まで上昇した後、前日より3bp低い4.91%で取引を終えた。
米CNNが、ウィトコフ特使とトランプ氏の娘婿クシュナー氏をパキスタンに派遣し、イランとの週末の協議に当たらせると報じた。これに先立ち、イランのアラグチ外相も、パキスタンに向かうとしている。
短期金融市場では、利上げ観測がやや後退した。イングランド銀行(英中央銀行)については、年内に計53bpの利上げが織り込まれている。23日時点から4bp縮小した。
スワップ市場では、欧州中央銀行(ECB)による年内の利上げ幅が58bpと見込まれている。23日時点から1bp低下した。
欧州株は下落した。ホルムズ海峡を巡る対立が続く中、市場は米国とイランの和平協議の動向を見極めようとしている。
ストックス欧州600指数は0.6%下落し取引を終えた。一時は1%下落したものの、米国とイランの協議が行われるとの情報を受け、下げ幅を縮小した。ただ、イランの半国営タスニム通信は、アラグチ氏の訪問中に米国との協議は予定されていないと報じている。
テクノロジー株とエネルギー株が比較的堅調だったが、ヘルスケア、自動車、鉱業株が下げを主導した。
4月24日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Bonds Flip to Gains on Iran Talks: End-of-Day Curves、European Stocks Fall as Investors Await Word of Iran Peace Talks(抜粋)
--取材協力:Levin Stamm、Michael Msika.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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